言葉を生み出したのはフランスの思想家

フェチという言葉がありますが、正式にはフェティシズムと言います。

意味としては、人間の体の一部や生物、物質に強い執着を持ち性的魅力を感じる事です。

これは心理学的観点であり、他にも何個が意味を持ちます。

宗教学的観点からは呪物崇拝、経済学的観点からは、物神崇拝などがあります。

日本では、主に心理学的観点での意味合いが多く用いられています。

このフェティシズムという言葉を生み出したのは、フランスの思想家であるド・ブロスであると言われています。

彼の著書に出てくるフェティシズムは、呪物崇拝の意味合いとして書かれています。

本の中に登場する、フェティソというアフリカ人の崇拝対象が登場しますが、そこから由来した様です。

その後、フランスの心理学者であるアルフレッド・ビネーが肌着や靴など、本来人間が性的魅力を感じる事のない物に対し、性的な感情を抱くことを、フェティシズムと呼ぶよう提唱しました。

そのことで、世には、フェティシズムという言葉が浸透し、後の思想家にも大きな影響を与えました。

フェティシズムという言葉は、フェチと略称され、現代の日本人に浸透しています。

単なる軽い意味で用いる人も多い中、医学的には変態性欲、性的倒錯と言われています。

単なる好きではなく、性に対して歪んだ価値観を持っており、通常は精神科などで治療を行う事が多いです。

いくつかの質問項目があり、それに当てはまると、フェティシズムであると判断されます。

本来フェチとは、前述したように性的感情が歪み、治療を必要とする人の事を指します。

なので、単なる美脚好きやマッチョ好きと言ったように、自分の好みに対して使う言葉ではありません。

しかし、もしこの好みが歪んだ執着に変わって行ったら話は別です。

しかし、近年では、様々な場面でフェチという言葉が使われている為、広い意味を持つようになってきました。

女性がフェチという言葉を使うと、違和感は感じられませんが、男性が使うと隠微な感じ聞こえる場合もあります。

統計を見ても、ストーカー被害に遭うのは圧倒的に女性が多く、一方の加害者は男性が多いです。

また、医療の現場でもフェティシズムの改善治療も男性患者が多いとされています。

このように、フェチという言葉を男性が気軽に使う事で、周囲に警戒心を与える場合もあります。

好きとフェチの境目は、難しいです。

場合にとっては、相手に誤解を与える事もあります。

自分の考えや気持ちを、気軽に表現できる単語だからこそ、TPOをわきまえて使う必要があります。